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ルミコ・ハーモニーの脳みそ
脳みそには信仰を求める機能があると、茂木健一郎は言った。確かに、アンシュタインが指摘した通り相対的な人間は、何かの指軸が無ければ路頭に迷う。
宗教と国が密着しているケースは多い。宗教と教育が密着しているケースが多い。それで、生き方が決まる。 日本は無宗教国家だと言われるが、独自に発展した神道さらに、儒教・仏教の影響を受け現在に至る。移り気な日本人気質は良いものを貪欲に取り入れる。その結果、一本筋の通った宗教に完結することが出来ないのだ。あれも、これもいい。全て良いとこ取りしたい、のだ。 大きな概念が崩壊し、国という大きな力も全く頼れず、国民は圧倒的な求心力を持つテレビへと向かった。アニメ・ドラマ・バラエティ。四角い箱の中で繰り広げられる物語は、人々を魅了した。未来があった。強く何か光の方向へ向かっていた。テレビは絶対だ!テレビが中心だ。 でも、私達はチャンネルを変える権利を持っていた。テレビに強く依存しながらも、少しでも面白いチャンネルへとノマドのように右往左往するのだった。 日本国内でも新興宗教というのが90年代目立ってきた。強い信念に導かれ優秀な人々も参画していった。私は全く惹かれないけれど、そういう宗教に傾倒している友人が出来たので潜入調査してみたが、全く共感できず。哲学とそのテイストにだ! そう、私がきっと宗教と隔たりがあるのは、共感出来る哲学があってもテイストが、イマイチなのだ! 一方、現代アートの盛り上がりの背景にも、私と同様のような共感出来る哲学とテイストの両方を求め彷徨った群集がいたからだ。哲学を提示してくれ、強制力はない。だから、見る側に選択する権利があるのだ。 一方で、ネットワークビジネスが盛り上がってくる。既存のビジネスモデルを打ち破り、中抜きを起こすことで良質商品を低単価で提供したいという素晴らしい考えで、その理念は共感する。しかし結局求心力として、各メンバーのメリットを提示することでそのメンバー達は自分達の利益獲得に躍起になる。だから、テイストが駄目なのだ。共感が共感を呼び自然と盛り上がるのであれば良いのだが、そこに強制力が生まれる。選択権が無いのだ。だから私はネットワークビジネスも嫌いなのだ。あの雰囲気、反吐が出る。選択権がないということは、デストピアなのだ。
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